05689-191114 shioの写真データ管理術
https://flic.kr/p/2hKxFn1 https://live.staticflickr.com/65535/49063191046_1c7bdcb0c9_k.jpg
Akishige Iwata 岩田安樹繁さん
@shiology Shio先生の「写真.app利用法」または「写真データ管理法」をお尋ねしたいと、ここ最近思っていたところです。 僕程度の撮影枚数でも、数年も写真.appを使い続けるとライブラリが肥大化し、Mac本体のSSDに収まらなかったり写真.appの速度が著しく低下します。先生ほど撮影されるなら尚更かと。 / 午後7:21 · 2019年11月14日 https://flic.kr/p/2hKv3oH https://live.staticflickr.com/65535/49062676453_432a2e88ef_k.jpg
簡単。Mac/iPhone/iPad標準の「写真」アプリです。
「写真」アプリに読み込んだ写真は元ファイルが自動でiCloudにアップロードされ、shio.iconが使っているすべてのMac/iPhone/iPadで閲覧や編集ができる一方、最新の写真以外は元ファイルがMac/iPhone/iPadからは削除されてサムネイルのみになり、端末の容量を確保してくれます。だから、端末のストレジ容量は小さくてOK。容量の大きい端末を買うために高いお金を払うより、端末のストレジ容量は小さくしてお金をセイブし、その分、クラウド(iCloud)に支払う。iCloudにより常時全端末で写真を扱える利便性と端末を紛失しても写真はなくならない安心感とを買うのです。 iCloudの容量は最大の2TBを利用しています。それでも一度、ほぼ満杯になりましたので、大量のビデオをダウンロードして削除し、ビデオはローカルのHDDとYouTubeに保存しました。
ここまでが基本。普通の使い方ならここまでで十分だと思います。
加えてshio.iconの場合、rawファイルが大量にあります。すべて「Amazon Photos」にアップロードしてます。Amazon Primeに年会費4,900円を支払えば、容量無制限、無劣化でアップロード、保存でき、rawファイルもそこに含まれます。shio.iconの場合、RICOH GR系、SIGMA fpのDNGファイル、及びSIGMA dp系やsd Quattro系のX3Fファイルがあり、すべてAmazon Photosです。X3Fにも対応しているのが本当にありがたい。あ、CANON EOS系のrawも。 Facebookでご質問をいただいたので追記します
/shio/himan.icon Amazon Photos にはrawだけでなくjpegも保存していますか?
shio.icon はい。アプリから自動でアップロードされますので。
/shio/himan.icon Amazon Photos では、rawファイルが写真として表示されますか?
shio.icon はい。SIGMAのX3F以外のrawファイルは写真としてきちんと表示されます。Mac上と同じです。SIGMAのX3Fファイルは、なぜかおかしな色に表示されてしまいますが、写真の内容は判別可能ですので、一目でX3Fとわかりやすくていい、と思っております。
次に撮影から保存までの流れ。
その際、カメラやファイルによって以下のように手順が異なります。
jpegファイル:iCloudに自動アップロードされるメインの「写真」ライブラリに直接読み込みます。直後に自動でiCloudにアップロードされ、たちどころに手元のiPhone/iPadにも同期されます。
DNGファイル(SIGMA fpやGR IIIのrawファイル):カメラごとに作成してある「写真」ライブラリに保存します。各ライブラリのエイリアスをMacのデスクトップにおいており、必要なライブラリをダブルクリックすればライブラリが切り替わって開きますので、手間はありません。読み込んだ後は、必要な写真の色味などの調整をしてから「Display P3」で書き出します。jpeg品質は必要に応じて「最高」か「高」です。そのファイルをメインの「写真」ライブラリに読み込みます。 SIGMA fpのrawファイルをSIGMA Photo Pro(SPP)で現像したい場合は、「写真」ライブラリで選択し、「未編集のオリジナルを書き出す」してから、SPPで開いて調整してから最高品質のjpegで書き出し、メインの「写真」ライブラリに読み込みます。
X3Fファイル(SIGMA dp系、sd Quattro系のrawファイル):MacのFinderで適宜フォルダを作成して読み込み、SPPで開いて必要なものだけ調整の上、最高品質のjpegで書き出してから、メインの「写真」ライブラリに読み込みます。
すべてのjpegファイル(カメラのjpegファイルとrawから書き出したjpegファイル)は、Safariで開いたflickrの画面にDrag & Dropしてアップロードします。(容量無制限の契約です)
2019/11/14 21:37:39現在、総数439,650枚、うち公開している写真が234,884枚あります。 https://gyazo.com/5267d73e5791525a3c8b2df512b61d66
本ブログ /shiologyに貼っている写真はほぼすべて、flickrに保存したものを引っ張ってきていますので、各写真をクリックして拡大表示した後、さらにクリックすると、flickrの該当ページに飛び、exif情報などを閲覧していただけます。 またflickrからワンアクションでScrapboxのブログに写真を貼り付けられるよう、ブックマークレットを置いているので、flickrで写真を開き、共有ボタンを押してcommand+1を押せば、Scrapboxに貼り付けるコードが自動生成されてコピーされますので、Scrapbox上でペーストするだけで写真を貼れます。Scrapboxは本当に便利!!
そのコードと使い方はこちらに公開しております。
時々、時間のある時に、rawファイルをAmazon PhotosとローカルのHDDにごっそり書き出して、Mac内から削除します。
https://flic.kr/p/2hKyLTA https://live.staticflickr.com/65535/49063404752_00df804303_k.jpg
以上がshio.iconの写真ハンドリングとワークフローです。
記事のタイトルはわかりやすいように写真データ「管理術」としましたが、実際は「管理しない術」。「写真」アプリのようにMacのアプリはいずれも「管理しない」で済むように設計されていますから、フォルダ分け不要、ファイル番号整理も不要、ファイル番号が同じでもOK。必要な写真はすぐに見つかります。Apertureの頃から10数年来その方式なので、写真講座の講師などの折にWindowsユーザから「ファイル名はどのようにつけていますか?」とか「どんな基準でフォルダ分けしていますか?」といった質問を受けると、その時代錯誤感にクラクラします。
Macでは分類不要なだけでなく、写真の内容も自動認識されているので、右上の検索窓に例えば「教室」「橋」「海」「料理」などと入れてみていただければ、たちどころに該当しそうな写真がリストアップされるのがわかると思います(まだ不完全ですけど)。shio.iconの場合だと、例えば「フルート」とか「ヴァイオリン」で、自分が吹いて(弾いて)いる写真が表示されるのとか便利。もちろん人名を付けておけば、その人が写っている写真だけが抽出されます。
Macは21世紀に入ってmacOS Xになって以来、20世期型の「分類」、「整理」、「管理」から脱却し、「抽出」方式に移行しています。必要な時に必要なものを即座に抽出する方式です。だから分類不要、整理不要。管理不要。写真は適当に放り込んでおけばいい。
写真だけではありません。各種の書類、PDFなどもすべてこの方式。だからファイルは適当に放り込んでおけばいい。フォルダ分けとか必要ないので、一つのフォルダに何千ものファイルがどっさり入っています。それでもMacの挙動は遅くなったりしないので、無問題。
ちなみにshio.iconのメインの「写真」ライブラリには現在、写真186,620枚、ビデオ688本が保存されております。それらの元ファイルはすべてiCloudにあります。
https://gyazo.com/4955e3a9ec2b2888485d440946faceff
そろそろまたiCloudが2TBの上限に達しそうなので、近いうちにビデオをごっそり削除する予定です。早くiCloudの上限を4TBにしていただきたいと切に願います。
https://flic.kr/p/2hKv3ab https://live.staticflickr.com/65535/49062675668_f928c7f9b3_k.jpg